母は重度の聴覚障がい者でした
幼い頃に結核にかかり、治療に使用された薬の副作用で耳が聞こえなくなりました
昔は多かったそうです
そして、昔のことですから仕方がないというか母の両親、私からすると祖父母は聴覚障がい者支援の事など何にも知らなかったので、母は普通の小学校そして中学校に通い、勉強はとても出来たのに高校にも通えず手話も知らずに大人になりました
なので、私も手話は全然出来ません
身振り手振りや筆談で母と会話をしていました
今、思い返してみても、母は本当に孤独で辛い思いをしたと思います
一昔前は、通訳をお願いするのも大変でしたから
いつも私と買い物に行きたがるので、思春期のころなどは、めんどくさーいなんて思っててごめんね
普通の人はわからないかもしれないですが、人間て至る所で音で物事を判断してて、それが当たり前の社会が出来上がっているので、聴覚障がい者ってめっちゃ日常生活が不便なんですよ
ほんの一例ですが、我が家のお風呂は、お風呂が湧きましたよ、もうすぐお風呂が湧きますよ、なんならメロディーも鳴らしちゃいますよ、となんとも親切に教えてくれるのですが、これ全部が音だけのお知らせっていう
ライトをちょっと点滅させるとかしてくれれば分かり易いんですけどね
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